日本で一番早い秋、道北エリアの紅葉を逃してしまった人も落ち込まないで。北海道の秋は徐々に南下していきます。今回は10月上旬~中旬に見頃を迎える紅葉スポットと、近くの温泉宿をご紹介します。
定山渓(札幌市南区)/見頃:10月上旬~中旬

札幌駅から車で約50分(約30km)。街中からはかなり離れますが、定山渓もれっきとした札幌市です。泉質はナトリウム塩化物泉が中心で、体の芯から温まるやさしいお湯が特徴の北海道を代表する温泉地のひとつ。
🍁紅葉
🍁定山渓温泉街
定山渓温泉街全てが紅葉に包まれます。中でも二見吊橋は、赤い吊り橋と渓谷のコントラストが美しく、思わず写真を撮りたくなります。吊り橋の上から見る、豊平川の渓谷もとっても綺麗です。

ここから続く自然散策路(二見定山の道)を紅葉に包まれながらゆったり歩き、川の方まで降りてくることもできます。川から見上げる吊り橋も絵になりますよ。

注意点ですが、河原や自然散策路は舗装されていません。雨上がりですとぬかるんだりもしていますので、歩きやすい服装・靴で行くことをおすすめします。
参考HP:https://jozankei.jp/about/seasons/autumn/ (定山渓観光協会のサイトです)
移動手段
新千歳空港(JR快速エアポート) ー 札幌駅(バス) ー 定山渓 というルートが一番わかりやすそうです。片道合計2150円~3000円くらいで行くことができます。
参考HP:https://jozankei.jp/access/ (定山渓観光協会HP)
新千歳空港から定山渓への直行便バスもありますが、本数が非常に少ないため到着時刻とのすり合わせが必要です。これに乗れる方はその方が圧倒的に楽です。
北海道旅行は基本的にレンタカーをおすすめします。観光スポットや美味しいスイーツカフェなどが各地に点在していて、公共交通機関ではなかなか行きにくいと思います。自由度も高くあっちもこっちも行きたいと、結構詰め込むことができますしね。
🍁豊平峡ダム(札幌市南区)/見頃:10月上旬~中旬

定山渓の近くにある豊平峡ダム。高台の展望台から、巨大なアーチ式ダムの姿とエメラルドグリーンのダム湖(定山湖)、周囲を囲む燃えるような紅葉を一望できます。
10月末頃までは毎日ダムの観光放流が行われています。高さ100m以上からの放流は圧巻です。紅葉とのコントラストも綺麗で、晴れた日には水しぶきに虹がかかることも。

ダムの堤体を歩くこともできるため、湖畔や紅葉を眺めながらのんびり歩くのもおすすめです。
公式HP:https://www.houheikyou.jp/
営業時間:例年5月頃~11月初めまで/8:45~16:00(電気バス運行)
料金:通常大人1000円/小学生500円、紅葉期大人1200円/小学生600円
移動手段
定山渓から車で約15分ほど。駐車場(無料)からは電気バス(大人往復1200円)を使用して約8分でダムに到着。トンネル内を徒歩で行くことも可能ですが、片道30分(約2km)はかかり、かなり暗くて狭く危険なためバスの使用が推奨されています。
🍁札幌国際スキー場

定山渓ー小樽を結ぶ通りにあります。標高1100mの山頂にある展望台からは、眼下に赤や黄色の紅葉の絨毯、遠くに石狩湾や小樽の海、小樽天狗山までを一度に見渡せる大パノラマが広がっています。
山頂までの道のりは、片道約15分の8人乗りゴンドラ。窓からはカラフルな紅葉を見ることだでき、スリルと美しさを同時に楽しむことができます。

移動手段
定山渓から小樽方面へ向かう道を車で約25分(約20km)ほど。紅葉期間中はじょうてつバスから「定山渓温泉街 ー 札幌国際スキー場」を結ぶ期間限定のシャトルバスが出ています。札幌駅からは直行バスも例年運行されています。
公式HP:https://www.sapporo-kokusai.jp/
紅葉ゴンドラ:往復1500円/65歳以上1300円/小学生800円(未満無料)
駐車場無料
ケージ等に入れればペットもゴンドラ同乗可です。
♨️おすすめ温泉宿 定山渓温泉 鹿の湯

二見吊橋や二見公園などから徒歩3分と、紅葉散策の拠点としても最高のロケーションです。二見公園では季節によって様々なイベントが行われているので本当に便利です。

泉質も良好。温度調整のために一部加水していますが、加温・循環濾過はしておらず良質な湯を楽しむことができます。サウナ・水風呂もあります。

明治30年の創業ですので、リニューアルしてはいますがレトロなところもあります。ですがちょうどいい。お布団もふかふかで、アメニティも揃っていて不便なく快適に過ごせます。


食事はビュッフェスタイル。リーズナブルな価格帯の割にはどれも美味しいです。北海道の郷土料理などもありました。
公式HP:https://shikanoyu.co.jp/shikanoyu/
♨️おすすめ温泉宿 ぬくもりの宿 ふる川

お高め。けれどお料理はハイクラスに美味しいです。お部屋も綺麗でゆっくり寛げます。もちろんアメニティも完備。ラウンジでは時間帯によって甘酒や手作りおやつ、ドリンクなどが無料で楽しめます。数々のおもてなしが素晴らしい。
温泉は一部 循環濾過・加水していますが、お風呂は石や岩・タイル・木を使った作りで見た目にも美しい。
地下1階には別料金(500円)になりますが、源泉100%かけ流しの温泉が。100年前の古木や石を使った特別な湯船で、静かに浸かって自分と向き合う「瞑想浴」を推奨しています。サウナはありませんが、源泉の湯気をそのまま利用した蒸し風呂があります。やさしい熱さです。
こちらも二見公園から約100mととっても近くアクセス良好。全55部屋と程よい規模で、騒がしくなく静かにゆっくり過ごせます。
公式HP:https://www.yado-furu.com/
滝の上公園(夕張)/見頃:10月上旬~中旬
夕張川の激しい侵食によってできた「竜仙峡」と呼ばれる深い渓谷にあり、道内でも有数の紅葉の名所です。

🍁紅葉
紅い吊り橋(千鳥橋)からみる渓谷と滝は迫力があって本当に美しい。紅葉の時期になると渓谷が赤や黄色に染まり、無数の滝が連なる「千鳥ヶ滝」とのコラボは思わず写真に撮りたくなります。

千鳥橋を渡って対岸へ行き、心地よい林の中の遊歩道を歩くと、また別の角度から渓谷や名も無き滝を見ることができます。もう一つの大きな吊り橋「滝のつり橋」を渡って再び駐車場側へと帰ってくることができます。
写真を撮りながらゆっくり散策しても30分~40分でくるっと1周できるお手軽さ。舗装路や平坦な木道が多くとても歩きやすい道です。
移動手段
新千歳空港ICから高速道路に乗り、夕張ICで下車。274号線を走って約8分(約8km)で到着です。公園入り口には広い無料駐車場が完備されています。
駅からだと最寄駅はJR新夕張駅。ここから約8kmはタクシーで10分ほどです。かつては公園の目の前まで電車が走っていましたが廃線となったため、タクシーかレンタカーでの移動が基本となります。
HP:https://www.city.yubari.lg.jp/site/kanko/1182.html
開演期間:例年4月下旬~11月上旬 冬季閉鎖されます。
24時間開放、散策自由
♨️おすすめ温泉宿 ログホテル メープルロッジ(岩見沢市)
全15部屋の本格ログハウスの温泉ホテルです。泉質はナトリウムー炭酸水素塩泉。肌や髪を滑らかに整える天然のクレンジング効果があり、ぬるりとした肌触り。良質な温泉でよく温まります。
大浴場はそれほど大きくはありませんが、檜の湯船、御影石の湯船、露天風呂、本格フィンランド式サウナを備えています。特にサウナを利用している方が多い印象です。冷鉱泉の源泉100%を使用した水風呂(約14℃)と交互に浸かることで極上の「ととのい」体験ができるかも。
お料理は、地元 空知地方の野菜や北海道産の食材をメインにした本格フレンチのフルコース。季節ごとにメニューが変わり、いつ行っても飽きません。とっても美味しい!
朝食はバイキングで、和洋豊富なメニューが楽しめます。郷土料理の「美唄とり飯」など北海道らしいラインナップ。
お部屋はログハウスだけに木の温もりが感じられる作り。ベットも快適でよく眠れます。アメニティも完備で、シャンプー、枕、館内着などを選ぶことができます。ウエルカムドリンクやお菓子、夜の「しめアイス」が無料で楽しめるなどおもてなしも最高!
公式HP:https://www.maplelodge.or.jp/
🍁玉泉館跡地公園(岩見沢市)/見頃:10月中旬~下旬
ちなみに、岩見沢にも紅葉スポットがありますのでちらっとご紹介。メープルロッジからは車で約21分です。

住宅街の間にあるとても静かな公園です。「エゾリスに餌を与えないでください」の看板どおり、木から塀へ移る姿を見ることができました。リスにとっても生息しやすい環境なのでしょうね。

紅葉はとっても綺麗。心字池を中心にぐるっと散策できるつくりで、ゆっくり歩いても15分ほど。池の上にかかる太鼓橋は、木造のアーチ型の橋で特に写真映えするスポットです。池には立派な錦鯉も泳いでいました。紅葉や様々な植物を観察しながらのんびり歩くととてもリラックスできますよ。
公式HP:https://www.gyokusenkan.jp/
場所:〒068-0820 北海道岩見沢市東山3丁目3-1
開館時間:
4月29日~5月31日 9:00~17:00
6月1日~7月31日 9:00~19:00
8月1日~11月3日 9:00~17:00
冬季は閉園です。
入場料・駐車場ともに無料で利用できます。
登別地獄谷/見頃:10月中旬~下旬

北海道有数の観光地として有名な、直径450mの爆裂火口跡です。常時あちこちから温泉が湧き、白いガスが立ち上っています。
🍁紅葉
草木の生えない白い岩肌と煙、周囲の赤や黄色に染まる紅葉の対比が見事です。地球のエネルギーを感じることができます。整備された遊歩道があるため歩きやすく、安全に眺めることができます。

毎日日没から21:30まで、遊歩道にフットライトが灯るライトアップが行われています。近くの温泉宿に泊まり夜の紅葉散策に出かけるのもおすすめ。暗闇と白い煙がとても幻想的です。
🍁大湯沼

地獄谷をさらに上へ車で登っていくと、大湯沼にたどり着けます(地獄谷から徒歩で行ける散策路もあります)。こちらも絶景!日和山の噴火によってできた周囲約1kmの湯沼です。底から硫黄泉がぼこぼこと湧き出ており、灰色や緑がかった不思議な色をしています。

ぐるりと囲むように紅葉で色づき、とっても美しいですよ。
移動手段
札幌中心部から高速道路を使用すると車で約1時間半。新千歳空港からは約1時間です。
札幌駅・新千歳空港からは登別温泉街への直行バスが出ています。到着する登別温泉バスターミナルからは徒歩で約10分ほど。
宿泊する施設によっては、無料送迎バスなどもあるため事前の確認・予約がおすすめ。
地獄谷ー大湯沼までは車で5分ほど。徒歩では約20分~30分です。
地獄谷駐車場(500円)を利用すると、大湯沼の駐車場料金も無料になります(共通券です)。ぜひ2カ所とも巡ってみてくださいね。
公式HP:https://noboribetsu-spa.jp/spot-event/?filter=scenic-spots
♨️おすすめ温泉宿 第一滝本館
地獄谷から最も近い、全387部屋の老舗大型ホテルです。登別に湧く10の泉質のうち5つの異なる源泉をかけ流しで楽しめます。一つのホテルで湯めぐりできるほど!露天風呂からは地獄谷の景色を眺めることもできます。素晴らしいロケーションです。温水プールまであります(水着着用)。
お料理はビュッフェスタイルか、お部屋食をいただけます。落ち着いて食事したい方はお部屋食がおすすめです。
公式HP:https://takimotokan.co.jp/ja/
♨️おすすめ温泉宿 ホテルゆもと登別
全69部屋のちょうど良いサイズ感のホテルです。団体さんが比較的少なく、落ち着いて静かに過ごせます。こちらは4つの異なる源泉かけ流しを楽しむことができます。
お食事は基本的にお部屋食です。人に気兼ねなく会話などを楽しむことができます。
バスターミナルから歩いてすぐのところにあり、お土産屋さんも近くにあるため便利な立地。大きな荷物を持っての移動もスムーズです。
地獄谷まではのんびり歩いても約10分~15分ほど。登別の温泉街と自然散策を楽しむにはおすすめの場所。
公式HP:https://yumoto-noboribetu.com/?utm_source=google&utm_medium=maps
ふきだし公園(京極町)/見頃:10月中旬~下旬

札幌からニセコへ向かう途中に立ち寄れるスポット。周辺のニセコエリアの山々とほぼ同時期に、一気に色づきが進みます。
🍁紅葉

一番の見どころは、絶え間なく水が湧き出る池のあたり。晴れた日には、透明度の高い水に色づいた紅葉がくっきり映り込みとても幻想的です。

園内は整備された遊歩道や木道があり、綺麗な湧水のせせらぎを聴きつつ紅葉を楽しむことができます。池周辺の木道や、紅葉が見渡せる展望台などをのんびり回っても約30分ほど。道の駅も隣接しており、京極の名水を使ったコーヒーや、コーヒーゼリーなどのお土産を買うこともできますよ。冷やして食べると、甘すぎずさっぱりしていて美味しかったです。
移動手段
札幌中心部から車で約1時間50分。中山峠 ー 喜茂別町 ー 京極町というルートになります。
新千歳空港からは約1時間40分。美笛峠 ー 喜茂別町 ー 京極町というルートになります。
バスの場合は乗り継ぎが必要。札幌駅 ー(バスかJRで)倶知安駅 ー(道南バス約25分)京極バスターミナル ー(徒歩15分で)ふきだし公園というルートです。
駐車場・入園料 無料。
公式HP:https://www.town-kyogoku.jp/page/1113.html
♨️おすすめ温泉宿 ニセコ いこいの湯宿いろは/紅葉音(あかはね)
ニセコおすすめの温泉宿はこちらの記事内で紹介していますので、ぜひご参照ください。

終わりに
気になるところはありましたか?北海道の紅葉と素晴らしい温泉をぜひ堪能してみてくださいね!


